失礼な面接官は世の中に意外と多い。東大卒の60代前半の男性(滋賀県/専業主夫/年収100万円未満)は、バブル後に町工場でバイトの面接に行った。その際に
「履歴書を見た人が『東京大学って東大ですか?!』と確認された。別のところでは『何聞いたらいいかわからん!』と、履歴書を机に投げ捨てられた。好きで高学歴になったわけでもなく、田舎で高学歴に対する風はとても冷たかった」
と、苦い経験を打ち明けた。東大卒の人が面接に来たのがよほど珍しかったのだろう。(文:林加奈)
「その年でよく面接に来たね」と言われた男性も
50代後半の女性(京都府/サービス・販売・外食/年収250万円)は、京都市内にあるホテルに面接に行った時を振り返る。
「支配人の面接でしたが、私の履歴書に離婚のことを明記していましたら、そのことについて堂々とすごく笑われました。で、『私はそんなに笑えますか?』と質問しましたら、『すごいですね~』と罵られた気分になりました」
確かに、履歴書に離婚歴を書く必要はないが、笑うのは失礼だろう。
50代後半の男性(静岡県/サービス・販売・外食/年収400万円)は40歳の時、ある製紙工場に面接に行った。その際、会社のあまりの汚さに「この会社はないかな」と思いながら面接を受けたという。面接が始まると……
「面接官として出てきた社長の奥さんらしき人に『あなたはその年でよく面接に来たね』とか暴言をオンパレード。周りを見ると管理職らしき人たちは皆、下を向いてうつむいていました」
こんな人を面接官として呼ぶ必要は本当にあるのだろうか。他の管理職も苦労していることだろう。
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