面接では好感触だったものの、最終的に不採用になったエピソードが寄せられた。大阪府の30代女性(事務・管理/年収350万円)がとある企業を受けたときのこと。面接は、女性2人の面接官を相手に順調に進んでいたという。
「この方達は愛想も良くリラックスしてお話ができました。私の価値観等も共感していただけ、一緒に働くことを考えたらワクワクすると言われ、私もこの時点ではここで働きたいと思ってました」
この段階ではかなり打ち解けた様子だった。この後、「もしここで働くことになった場合の直属の上司を呼んできてもいいか」と言われ、女性は了承。しかし、面接官に呼ばれて来た年配の女性の登場で雰囲気が一変したという。(文:林加奈)
履歴書の資格欄を見て笑われ「他の資格を取ろうとしなかったの?」
女性は、直属の上司になる予定だという年配女性と目を合わせた瞬間「直感で合わないなと思いました」という。
「案の定、履歴書の資格欄を見て笑われてしまい、確かに大したことない資格でしたが『他の資格を取ろうとしなかったの?』と言われ、勉強中と答えましたが興味もなさそうにされました」
女性は求人情報に掲載された年収よりも数十万円ほど低い年収を希望していたが「この年収は絶対に必要ですか?」と聞かれた。これに対し、
「物価も高騰していますし、モチベーションの為にもこちらの年収で検討いただけるとありがたい」
と伝えたら「初年度は無理」と突っぱねられた。女性は唖然としたという。
「あのメモは不採用と記載されていたんでしょう」
この時点で「もう受かっても辞退しよう」と考え始めた女性。その後は適当にやり取りしていたが、問題の面接官が「目の前で付箋にメモを描き始め、隣の女性に見せて仕事があるのでと言って部屋から出て行きました」と途中でいなくなった。
メモに何が書かれていたかは不明だが、この態度に腹が立った女性は、
「面接はそちらも私のことを見てると思いますが、私もそちらのことを見てる」
と伝えたそうだ。最終的に「後日不採用通知が届きました」と、残念な結果に終わった。女性は次のように回想する。
「あのメモは不採用と記載されていたんでしょうが、本人の目の前で社会人がやることではないです。所謂お局なんでしょうが、どうせあの人が面接に出てこなくて入社したとしてもすぐに辞めていたと思うので不採用で良かったです」
入社前から上司の人柄がわかったのは不幸中の幸いだったのかもしれない。なお、その面接から数か月たった今も同じ職種で募集がかかっているという。
「私と同じ面接を受けた方が続かなかったかは定かではありません。ただ他の面接官は良い方ばかりでしたので、残念な面接でした」
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