いくら長い付き合いの友人でも、対等な関係でなければ、続かないだろう。長野県の30代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収350万円)は、「高校時代からの友人と、先日縁を切りました」と明かした。
友人は、「元々プライドが高く、頑固なところ」があったそう。7年前、友人が結婚、出産をしたことで、元からの性格はさらに悪化したという。(文:長田コウ)
「本人曰く『産後うつ』になったそうです。旦那や義母の愚痴や悪口が毎日、超長文でLINEに送られてきました」
「私は産後うつだったんだから。あなたのほうが全然恵まれてる」
メッセージの中には、「どう考えても、彼女が悪いような内容」もあったというが、産後うつということもあり、女性は「絶対に彼女を否定しないよう」慎重に言葉を選んでいた。それから2年後、今度は女性が結婚、出産をしのだが……。
「思えばこのときから彼女に対してのもやもやがさらに増えたと思います。私を相手に不幸マウントを取るようになりました」
女性が出産時のエピソードを友人に話すと、数々の心無い言葉がぶつけられたのだ。
「私のほうが大変だったんだけど」
「そんなに授乳サボってていいわけ?私の時はもっと大変だったよ」
「私は産後うつだったんだから。あなたのほうが全然恵まれてる」
友人が産後の辛い時期には寄り添ってあげたのに、こんなことを言われたらショックだろう。これ以降、女性は徐々に連絡を取らないようになったという。子育てについては、思いをこう語っている。
「わたしは決して楽をしていたとは思いません。誰かと比べて〇〇というのは、育児では不毛だと思いました。育児はみんな大変ですし」
その後は3年ほど「年に一度の年賀状」で繋がっていたが、去年久しぶりに連絡が来たと思えば「また旦那の愚痴」だった。
普通なら無視してもいいようなものだが、「何より彼女が可哀想」と思い、愚痴を聞き、慰めて、誕生日が近いことからプレゼントまで送ったという。しかし
「彼女はそれに対して全くお礼を言うこともなく連絡もありませんでした」
という残念な結果に。この後、絶縁に至る決定的な出来事が待っていた。
「さぞ大変だったんだろうね。ご苦労さま」とLINEして終了
その後、彼女からの年賀状に「超長文で言い訳の文章」がこんな調子で書かれていたのだ。
「あのときはプレゼント送ってくれたのに連絡しなくてごめんよぉ~!!わたし、あのあと色々あって大変で…ごめんよぉ~!!」
これに女性は「色々とは、生死をさまようほどのことなのかと。それなら連絡しないのもわかります」と呆れたように書いている。さすがに限界を迎えたようだ。
「一言『プレゼントありがとう』の連絡もできない友人と、その舐め腐った『ごめんよぉ~』という文章で、彼女と縁を切ろうと思いました」
女性の気持ちにまだ気付かない友人は、またもや数か月後に、「色々あって…ごめんよぉ」と同じ内容のLINEが来たそう。「バカにされてる」としか思えなかった女性は、皮肉めいた言葉で返信したという。
「へぇ、連絡もできないぐらいなんだから、さぞ大変だったんだろうね。ご苦労さま」
この冷たい返事に、友人は自分がしたことの重大さに気付いたのだろうか。以降、返信は来ていないという。この絶縁を経て、女性は、身に染みて感じることがあるそう。
「これでよかったと心底思いました。友人は付き合ってた年月じゃないな…と痛感しました」
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