ハースF1は、リザーブドライバーのオリバー・ベアマンとピエトロ・フィッティパルディを、今週シルバーストンで実施されるピレリのタイヤテストに起用する。
ブラジル出身のフィッティパルディは、2019年からハースのテストドライバーを務めており、2020年終盤には負傷したロマン・グロージャンの代役をサクヒールGPアブダビGPで務めた。今年はレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからNTTインディカー・シリーズに参戦している。
「さまざまなコンパウンドを理解することが重要なので、ピレリタイヤテストでマネーグラム・ハースF1チームのためにテストできることをとても楽しみにしている」とフィッティパルディは語った。
「F1マシンをドライブすることは常に特権であり、マネーグラム・ハースF1チームの開発をサポートすることはさらに光栄なことだ」
「これまで見てきたように、現在彼らは開発において本当に素晴らしい仕事をしているので、このトラックでの時間を使って多くのデータを入手して分析できるように、チームのためにできる限りの手伝いをしたい」
ハースによると、ニコ・ヒュルケンベルグのパフォーマンスエンジニアであるロナン・オヘアと、ケビン・マグヌッセンのパフォーマンスエンジニアであるローラ・ミューラーが、それぞれフィッティパルディとベアマンのレースエンジニアを務めるという。
先週末のF1第12戦イギリスGPで、ベアマンはハースから今年3回目のFP1セッションに参加し、引き続き経験とチームとの信頼関係を築いていった。グランプリ開幕に発表されたように、ベアマンがフルタイムのF1シートへと昇格することは、若い才能を育成するというハースのコミットメントを強調するものだ。
「VF-24のステアリングを握る機会はすべてつかんでいくつもりだ。だから、ほとんど間を置かずにチームと2回のフリー走行を行い、丸1日走ることができるのは滅多にない素晴らしいチャンスだ」と19歳のベアマンは述べた。
「チームとよいリズムで走れているので、来週はうまくいけば気象条件に助けられ、フルタイムドライバーとしての最初のシーズンに向けて、F1マシンのドライビングの知識を広げることができるだろう」