外資系企業は成果主義で、そのぶん高収入が狙える。ドライなイメージがある一方で、ごますり社員は外資系にもいるようだ。東京都に住む50代前半の女性(事務・管理/年収1600万円)は「外資系あるあるではあると思いますが」と前置きし、
「上司が完全に海外のレポート先(報告先)の上司の言いなりで、彼が白と言えば黒も白になる」
と明かす。しかもこの上司はさらにたちが悪いことに、海外の上司の機嫌を取り勝ち得た信頼で「会社の経費を使って1人4万以上する会食ばかり」なのだとか。接待を目的とした外食なら理解できるが「社内の仲良しとただご飯に行っているだけ」と女性は批判した。(文:國伊レン)
「100人斬りした」と下ネタ大好きリーダー、ノリが悪いと評価も下げられる?
女性の上司は、海外上司の信頼を勝ち取ったことで随分と良い思いをしているようだが、「人事部長なので(日本支社の)人事も海外上司の言いなり」になってしまった。
「海外上司と話ができる英語が話せる人でなければ自動的にできない社員となってしまう。結果社内は英語しか出来ない人だけが残る」
ただ、外資系企業で英語ができないと出世できないことは確かだ。なぜなら日本支社で上のポジションに就くと上司は大抵外国人になるからだ。
仕事の能力そのものより、上司に気に入られる力が重視される職場は少なくないようだ。「リーダーと若い子がいつも下ネタで盛り上がってる」と呆れているのは、岐阜県に住む30代前半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円)だ。
「リーダーは今年60超えるのに、具体的な下ネタ話ばかりしてる。いつもこうしてるとか昨日はどうだったとか、これで失敗したとか(中略)。また、リーダーは100人斬りしたと自慢している」
と、かなり生々しい話題が繰り広げられているようだ。女性が居心地の悪さを感じるのも無理はない。しかも、積極的に話に加わるとノリがいいとリーダーに可愛がられ、下ネタに引いている人は「ノリが悪い」と評価されてしまうそうだ。
人に気に入られるコミュニケーション力はビジネスにおいても大切だろう。しかし、職場で最も重要視されるべきは「お気に入りかどうか」ではなく「結果を出しているか」ではないだろうか。
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