Text by CINRA編集部
美術家・音楽家の立石従寛が別名義「.jvkn」としてアーティストデビュー。7月6にデビュー曲“Distant”がリリースされる。
立石従寛は美術家として2018年から作品を発表し、2020年に制作した映像作品『To The Fog』は、イギリスの若手アーティストの登竜門『New Contemporaries 2021』に選出。またNHK『清水寺森山未來氏奉納舞 Re:Incarnation』や映画『燃えるドレスを紡いで』など作曲家としても活動している。
音楽への想いについて「幼少期に6カ国間を転々と過ごした経験が原体験がゆえに幼少期からポップ・ミュージック、クラシック、ブルース、メタルなど色々な音楽と接し、英語も日本語もままならず、多文化に囲まれる環境の中で、唯一相手と心を打ち解けられる方法が絵や音楽など非言語コミュニケーションでした」と語っている。
アーティスト名「.jvkn」は「従寛」の頭文字を取り、デスクトップ上で通常のファイルと違って見えないようにされている「隠しファイル」に由来しているとのこと。
『To The Fog』から得て制作した“Distant”では、アコースティックとエレクトロニックを融合。同日7月6日には関根光才監督による金沢21世紀美術館を舞台としたPVが公開される。アートワークは写真家・遠藤文香が担当。
Photo by Ayaka Endo / Graphic by Midori Kawano