夏と言えば怖い話。幽霊が実在するかはさておき、それらしい経験をした人は結構いるようだ。40代前半の女性は、幽霊が「いる」と思っているようで、過去の体験を綴った。(文:長田コウ)
「父が亡くなって四十九日までの間、24時間ずっとつけておかなければならない御線香を切らせた事がありました」
「お父さんが知らせてくれたのかもね」
女性と母は居間でテレビを見ており、線香が消えたことに気づいていなかった。すると、「仏間からチーンと御鈴の音」が聞こえたのだ。聞こえたのは、女性だけではなかったようで、母と「瞬時に目が」合ったそう。そして、仏間を覗いたところ、案の定、線香が消えていたのだ。この不思議な現象を恐怖とは感じなかったようだ。
「母は『お父さんが知らせてくれたのかもね』と言って笑い、私は御線香を慌てて立てに行きました」
ほかにもこんな経験をした。
「下の階で眠る母の部屋の天井に真っ白なモヤが溜まって浮かんでいた事があったそうで、話を聞くとそれと同時刻頃の私の部屋の床上には、オレンジ色に光る人影が見えていました」
驚くことに、その人影の「背格好は亡き父にそっくり」だった。女性の部屋は、「母の部屋の真上に位置していた」ため、「2人同時に父に起こされたのかな?」と思ったという。正体は未だにはっきりしないようだが、女性はこう推測し、投稿を結んだ。
「そんな父は、誰よりもあの世を信じていない人でしたが、死んだら何か変わって…それを教えたかったのかもしれません」
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