会社でやりたい放題、公私混同どころではない経営者の下で働くのはきつい。岐阜県に住む60代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収250万円)は、20年ほど前にワンマン社長のもとで働いていた当時を振り返り「ブラック以外の何ものでもないです」と吐き捨てる。
社長は「東京6大学の優秀な大学出身」だったが、下請け会社に対して「ぶっ殺すぞー」などと脅迫めいた電話を頻繁にかけているパワハラ社長だった。そんな社長は不倫をしており、なんと会社に愛人を連れ込んでいたという。(文:國伊レン)
書類や灰皿を床にぶちまける社長妻、その片づけをさせられる女性
社長の妻も会社で経理をしているため、愛人は妻が出社する日には来ないように言われていたらしかった。しかし、
「ある時(愛人の連れ込みが)発覚して、奥さんが書類や灰皿を床に全部ぶちまけた」
という。気の毒なことに、その片づけをさせられたのは投稿者の女性だったという。
その日から「何日も奥さんは出社しない」日が続いた。女性はお昼休憩を社長夫人と交互にしていたため非常に困ったが、社長は「会社の慰安旅行に愛人を連れてくる」など、一向に反省の色がなかった。休憩が取れなくなった女性にすれば、いい迷惑だ。
これだけでも業務が滞るが
「奥さんは奥さんで雨が振ると仕事そっちのけで高校生の息子を迎えにいく」
そのため、そもそも日頃から仕事が進まなかったようだ。自己中すぎる社長夫妻にストレスが溜りそうな職場だが、他にも
「昼間から缶ビールを男性社員に配ったり、コーヒーを作らないといけない。そのコーヒーカップを灰皿代わりにする社長」
「1番嫌だったのは朝行くと和式トイレの便器横にうんちしてあること数回。便器がしょっちゅう汚れていて吐きそう」
など、劣悪すぎる環境に悩まされていた。これほどの苦しみに耐え抜いても、年収は税引き前の金額でたった230万だった。しかも有給休暇を取ることが出来ず、親が亡くなった際の忌引きですら給料が差し引かれていたという。
あまりにもブラックすぎる会社だが、こんな経営で会社は存続していけるのだろうか。
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