作家・東野圭吾氏の初のAudible作品『誰かが私を殺した』(講談社)が、24日に配信されることが決定。俳優の高橋克典が加賀恭一郎を担当するなど、豪華キャストも発表された。
【写真】加賀の新たな相棒、女性刑事の新澤=逢田梨香子 物語は語り手の国重塔子が殺されるところから始まる。亡き夫の月命日に墓前で手を合わせていたところ、突然背中に衝撃を受けた塔子。気づいた時には、魂だけがこの世に留まっていた。死者の視点でいったい誰が「私」を殺したのかを探っていく。さらに、今作では加賀の新たな相棒、女性刑事の新澤が登場する。
語り手で、国重ホールディングスの「女帝」として辣腕を振るってきた国重塔子役は寺島しのぶ、塔子の息子で来月に結婚を控えた国重辰真を松坂桃李、加賀の新しい相棒・新澤を逢田梨香子、そして加賀を高橋が務める。
東野氏は「文字ではなく音声を使って小説を楽しんでもらおうというのが本企画です。ただし単なる朗読ではなく、よりエンタテインメント性を高める工夫がなされています。私は国内において自作のオーディオブック化を認めておりませんが、もしかすると才能ある小説家たちが活躍できる新たなステージになるかもしれないと期待し、参加を決心しました。お聴きになった方々に、小説の可能性を感じていただけたなら幸いです」と呼びかける。