世帯年収が1600万円あれば、物価高騰が続くとはいえ、さすがに余裕のある暮らしができるのではないだろうか。ところが、愛知県の40代後半の女性（メーカー系）は、
「貯蓄なし。年収が増えても手取りはほぼ変わらない。今まで通り贅沢しない」
と回答。子どもが4人以上いるそうで、そのことも関係しているのかもしれない。ほかにも世帯年収1600万円の人たちの回答を見ていこう。（文：林加奈）
週2で近所の定食屋か居酒屋に「金額を気にすることはない」
夫婦2人暮らしの30代前半の女性（東京都／IT・通信系）の資産は「株式、ETFなど300万円、iDeCoやNISAなど300万円、貯金600万円」。普段の暮らしぶりについては
「週2で近所の定食屋か居酒屋に。週末に普通の飲食店なら金額を気にすることはない。夫婦共にユニクロが好きで、高い家具なども興味がないが、家電や在宅勤務用のデスク周りにはお金をかけている」
「家賃17万円」とあり持ち家ではない。「マンションを買うなら1億覚悟して売り抜ける物件にしようとしているが、踏ん切りがつかない」とこぼした。都内で不動産価格が上がり続けていることも一因なのかもしれない。そのほかの回答を見ると
「貯金2000万円。株保有。教育費がバカにならない」（東京都の40代後半の男性／不動産・建設系／子ども2人）
「貯金2300万円。今後は資産運用で将来の不安を解消していきたい」（愛知県の40代後半の男性／専門コンサル系／子ども2人）
と、まとまった金額で貯蓄できているものの、子どもの教育費が年々嵩むことを考えたら、将来への不安が拭えないようだ。
※キャリコネニュースでは世帯年収に関するアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/CPG04M4S
