職場ごとにルールが違うのは分かるが、理解しがたいルールに社員がウンザリすることもあるようだ。4人のエピソードを紹介する。
東京都の40代前半の女性(事務・管理/年収450万円)の職場では、「月曜と金曜の有給休暇」が認められず、休む時には、「医師の診断書を提出」しなければならない。つまり病気でもない限り土日繋げて3連休にはするなということだ。さらに、「月曜と金曜の直帰はダメ」というルールもあるという。(文:長田コウ)
「出勤時間に関係なく、お昼の食事に出るのは店長が一番」
他には、「社内での飲食が禁止」というルールも。理由は謎めいたものだった。
「なぜなら、集まってしゃべっていると会社の悪口などを言うから」
会社側は悪口を言われるほど社員を締め付けている自覚があるのだろう。
神奈川県の40代前半の女性(事務・管理/年収300万円)は、「パート雇用でも男性の方が時給が高く設定される傾向がある」と男女格差を感じる場面を明かす。しかも、こんな事にも驚いたという。
「座席も昇格すると入り口から離れるので、偉くなったと勘違いする方が多い。仕事の内容で決めたらいいのにとビックリした」
富山県の20代後半の女性(医療・福祉・介護/年収300万円)が挙げたのは、「時間休制度」だ。「残業した時間をお金で払わず、時間として貯めていき何かあった時に時間休として使う」のが職場のルールだそう。
これを年間単位で持ち越しているが、「お金で払うか、休みとして取るか」の選択権はもちろんない、という労働者の権利が無視された状態となっている。
岡山県の50代前半の女性(サービス・販売・外食/年収350万円)の職場は、店長が強い主導権を握っているようだ。それを示すものとして、「シフト(早番、遅番)の出勤時間に関係なく、お昼の食事に出るのは店長が一番」というルールがある。
さらに、こんな理不尽なことも起きている。
「季節休暇、有休ともに、店長が取得日を割り当て。希望を出すと『非常識』と陰口を言われる」
勝手に酷いルールを決めておいて、守らない者を責めるのは本当にやばい職場だ。
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