自分のキャリアと結婚、どちらも諦めずにいられる選択肢が欲しいものだ。香川県に住む35歳の女性(正社員・職員)は現在、「経理・営業アシスタント・総務」を兼務してフルタイムで働いているという。勤務先は商社系(総合商社・素材・医薬品他)の企業だが
「年収が270万ほど、手取りで180万ほどになります。ボーナスは年40万ありません」
と、自身の給料を少ないと感じている。
「結婚を機に県外へ嫁いだため転職」したが、コロナ禍で求人が少なく、やっと就職できた現在の職場。しかし満足な給料が貰えず「退職金も無いに等しく、今後を考えると不安です」とこぼしている。近々、2人目の子どもが産まれるようだ。(文:國伊レン)
「結婚を諦めて働き続けていた方が良かったのか」
「3歳の子どもともうすぐ産まれてくる子どもを育てるためすぐの転職は難しいですが、子どもがある程度大きくなると今度は自分の年齢的に転職が難しくなると思います」
育児だけでも大変な中、さらに転職をするのは難しそうだ。しかし、一般的には年齢が上がるにつれ転職が難しくなると言われているのも事実である。
「自分の老後、子どもの将来を考えると子どもを育てるには全く十分に稼ぐことが出来ていないと不安でしょうがありません。結婚を機に辞めた職場の給料が恋しいです」
つまり前職はもっと高い給与水準だったことがうかがえる。女性の現在の手取りは月17.5万円ほど。前職で働き続けていれば、昇給も見込めたのだろう。今更ながら
「結婚を諦めて働き続けていた方が良かったのか、今でも考えてしまうことがあります」
と葛藤を書いていた。
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