コンビニのトイレ利用は集客の意味もあり、簡単に使用禁止にはできないだろう。しかし、使い方が悪いと困るのは店側だ。現在、コンビニでアルバイトしているという50代後半の女性(北海道/サービス・販売・外食/年収250万円)は
「水道・電気・消耗品・清掃にかかっている人件費を考えると100円以上のドリンクなどは買って欲しいと思います」
とため息を漏らす。(文:真鍋リイサ)
「男性トイレの使い方は特に酷いです」
というのも、女性がアルバイトしているコンビニは「草野球のグランドが近くにあり」、トイレを頻繁に利用する客が目立つようだ。
「試合や練習の帰りに子ども4~5人がトイレを順々使い、引率の親1人だけ飲み物を買って免罪符のような場面もみます。あまり良い気はしません」
時々なら大目に見られるかもしれないが、恐らく毎週末こうした光景が展開されるのだろう。不満が溜まるのも仕方ない。さらにトイレを掃除する立場として怒りすら感じているようだ。
「男性トイレの使い方は特に酷いです。尿が便座の上から床まで『どんな使い方したの!?』と思う事もあり。また床に便を落としてそれを踏んで店内を歩き回った跡がついているなど」
「男子トイレに『男性も座ってご利用ください』と張り紙はしていますが、便座が上がったままなのはしょっちゅうです」
利用者が特定されないだけに、自宅よりも雑に使っている人もいるだろう。一方で礼儀正しくトイレを使用してくれる人もいるそうだ。
「中には常連さまで『トイレ借りますね』と声かけしてくれ、帰りに買い物もされる方がいて、こちらも気分がいいです」
こうした客ばかりなら苦労はないが、女性は今後についてこう予測していた。
「会員カードで利用可にするとかレシート利用可にするとか、設備費はかかりますがそんな手段も講じる日がいずれ来るのではと思います」
有料にすることによってトイレ利用が改善される日は来るのだろうか。
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