ハ・ジョンウとチュ・ジフンの韓国2大スターが共演した超大作『ランサム 非公式作戦』から、孤立無援の救出ミッションに挑む予告編とポスタービジュアルが解禁された。
『最後まで行く』のキム・ソンフン監督が、実際の韓国人拉致事件をベースに、驚くべき想像力でユーモアと緊張感に溢れる映画体験へと昇華させた本作。韓国のアカデミー賞として名高い大鐘賞では3部門にノミネートされた。
今回完成した予告編は、レバノン・ベイルートで消えた外交官を救うために、身代金を手に現地に向かう外交官ミンジュン(ハ・ジョンウ)と、タクシー運転手として働く韓国人のパンス(チュ・ジフン)という、通常では相容れないコンビが出会うシーンからスタートする。
救出した際の成功報酬として“自身の出世”という約束を取りつけたミンジュンだったが、内戦下のレバノンに到着した途端、銃を持った者たちの襲撃に遭ってしまう。
難なく街に逃げ出したミンジュンは、その場に居合わせたパンスのタクシーに乗車。銃声音が鳴り響くなかでも逃げ切ることができたが、パンスからは「あんたのせいで撃たれそうになった」とクレームを言われてしまう。危険な目に遭わせたものの、現地を熟知するパンスに協力を仰ぐことにしたミンジュン。
「100ドルで救出に協力を。アメリカで働くか?」といった、韓国政府直属の見返りがあると匂わせて交渉を成立。“エリート&タクシー運転手”というバディを結成することに!?
その目的は、「拉致された人質の救出」。外交官のために用意した、身代金の取引日が近づく中で、ミンジュンの同僚が「生きて帰れ!」と声を荒げる姿も映し出されている。関係者のただならぬ緊迫感と、タイトルにもある“非公式作戦”がいかに危険なものかが伝わってくる。
また、パンスが運転するタクシーが、エンジン全開でカーチェイスを繰り広げる様子、さらには天に向かって炎が吹き上げる瞬間など、製作費“約200億ウォン(日本円で約20億円)の超大作であることを裏づける、ド迫力なアクションシーンが確認できる。
戦火が吹き荒れるベイルートの街で、果たして2人は、無事に捕らわれた外交官を救うことができるのか? 危険すぎるミッションの行末が気になる映像に仕上がっている。
さらに「孤立無援の救出ミッションが始まる」というキャッチコピーが添えられたメインビジュアルでは、火花を散らすほどのドリフト走行に挑むパンスの鬼気迫る表情と、驚きの表情を浮かべるミンジュンを捉えており、お互いのキャラクター性が見えてくる。
観客を飽きさせないほどのアクション映画を作りあげたキム・ソンフン監督からは、「ダイナミックなアクションシーンだけではありません! 緊張感と感情が調和するストーリー展開も見所です。どこまでも終わらない、“最後までいく”アクションシーンは、手に汗握りますよ(笑)」と、茶目っ気あるコメントが到着している。
『ランサム 非公式作戦』は9月6日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)