フェルナンド・アロンソとのコラボレーションにより生まれたアストンマーティン『Valiant』 アストンマーティンは、フェルナンド・アロンソとのコラボレーションにより生み出された、公道仕様でありながらトラック走行を強く意識した限定車『Valiant(ヴァリアント)』を6月26日に発表した。
ヴァリアントは、アロンソの「軽量で過激さを増した、レーシングカーの要素を取り入れた『Valour(ヴァラー)』がほしい」という個人的な依頼をきっかけに製作されたということだ。
アロンソの依頼と、彼の23年におよぶF1キャリアおよび限界走行への情熱に触発され、アストンマーティンのビスポーク・サービスであるQ by Aston Martinが設計・製作を担当し、このヴァリアントが生み出された。最高出力745PSの5.2リッターV12ツインターボエンジンに6速マニュアル・トランスミッションを組み合わせたヴァリアントは、全世界わずか38台のみの限定生産となっている。
アロンソは「『ヴァラー』は、アストンマーティンの110周年を華々しく祝うものであると同時に、僕を奮い立たせ、サーキットを重視しながらもオンロードでもスリリングなドライビングが楽しめるようなレーシングカーにインスパイアされた、より過激なバージョンを作りたいと思わせてくれた」とコメントした。
「『ヴァリアント』は、限界走行に対する僕の情熱から生まれたもので、デザインと技術仕様の両方の観点でQ by Aston Martinチームと密接に協力しながら、楽しむようにして協同した。傑作が誕生したと確信している」
26日に発表されたアストンマーティンの新しいV12エンジン搭載モデルは7月11~14日のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FoS)で一般公開され、最初のオーナーであるアロンソは12日金曜日に、ヒルクライムコースで走行する予定となっている。