トップへ

元フィギュアスケーター小塚崇彦がコドライバーに初挑戦。寺尾悟と組み、TGRラリーチャレンジに出場へ

2024年06月26日 20:50  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

TGRラリーチャレンジ渋川伊香保戦でコドライバーに初挑戦する小塚崇彦
 アスリート出身者のラリー競技支援を行うMUSCLERALLYは、6月30日に行われるTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ第7戦渋川・伊香保において、小塚崇彦がコドライバーとしてデビューすることを発表した。

 長野オリンピックのスピードスケート金メダリストである清水宏保が、2021年に行われたTGRラリーチャレンジ渋川・伊香保ラウンドへ出場することで始まった同チームのラリープログラム。現在MUSCLERALLYには清水のほかに、2023年に加入した元フィギュアスケート選手の小塚崇彦、今季2024年よりチームの一員となった元ショートトラック選手の寺尾悟という“スケート三英傑”など、世界を舞台に活躍してきたアスリートたちが集う。

 同チームは生涯スポーツの一環としてラリー競技に参戦しており、2023年にはラリーの世界最高峰シリーズであるWRC世界ラリー選手権の日本ラウンド『フォーラムエイト・ラリージャパン2023』に挑戦した清水が初出場で完走を果たすなど、日本各地で行われるラリー競技への参加を通じてチーム全員で競技経験を積み上げている。

 そんなMUSCLERALLYは、6月30日に群馬県で開催されるTGRラリーチャレンジ第7戦渋川・伊香保に2台体制で出場し、このうちの一台である177号車トヨタ・ヴィッツCVTで小塚が初めてコドライバーに挑戦することを明らかにした。コンビを組むのは、昨年ラリーデビューを飾った小塚に続き2024年4月にラリーチャレンジでドライバーデビューを果たした寺尾だ。チームは小塚のコドライバーデビュー戦について「スケートの先輩でもあるドライバー寺尾悟をコントロールできるか注目頂きたい」としている。

 もう一台はC-2クラスに参戦する131号車トヨタ86。こちらは国内外でレーシングドライバーとして活躍する塚本ナナミと、JRC全日本ラリー選手権に出場しているコドライバー高橋芙悠の女性コンビが乗り込むこととなった。なお清水は今回、監督としてはチームを率いる予定だ。

 TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ第7戦に向けた各選手のコメントは以下のとおり。

●小塚崇彦
「ラリー参戦4戦目にしてコドライバーに初挑戦することとなりました。渋川・伊香保は、初めてのラリー挑戦で思い出の地です。温泉や食べ物など、ラリーツーリズムを楽しみつつも、ドライバーの寺尾さん、監督の清水さんとともに珍道中を駆け抜け、ゴールを目指したいと思います。応援よろしくお願いします!」

●寺尾悟
「我々のような個人競技のアスリートは文字どおり試合で氷上に立てば誰にも頼ることはできません。そして競技中はいつも自分が中心です。そんなトップアスリート(?)ふたりが車両という空間で共存できるのか? 乞うご期待です」

●塚本ナナミ
「私にとって5年ぶりのラリーですが、TGRラリーチャレンジ渋川・伊香保戦は一度優勝を経験しているラウンドなので、相性のいいコースです。コドライバーと力を合わせて、楽しんで上を目指して走りたいと思います。皆さんにいい走りを見せれるように頑張ります!」

●高橋芙悠
「初めてマッスルチームに参加することになりました。今までラリーチャレンジには縁がなく、渋川の道を走るのも初めてですが、初めてづくしのラリーにワクワクしています。どうぞよろしくお願いします!」

■チーム体制
チーム名称:MUSCLERALLY(マッスルラリー)
チーム監督:清水宏保
参戦車両:
・177号車トヨタ・ヴィッツCVT
・131号車トヨタ86
ドライバー/コドライバー:
・寺尾悟/小塚崇彦(ヴィッツ)
・塚本ナナミ/高橋芙悠(86)
チーフメカニック:名古屋トヨペットNAVUL