Text by CINRA編集部
アーティストによるガザの人道支援を集めるオークション『Watermelon Seeds Fundraiser』が行なわれる。
坂本美雨が発起人を務める『Watermelon Seeds Fundraiser』では、賛同するアーティストを募り、オークションを開催し、義援金としてガザで苦しむ子どもたちを支援。
出品者は浦沢直樹、UA、岡本多緒、加藤登紀子、小泉今日子、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、コムアイ、小室哲哉、坂本龍一(by マネージメント)、さだまさし、志磨遼平(ドレスコーズ)、高木完、満島ひかり、持田香織、森山直太朗、三宅唱、井上涼、Ed TSUWAKI、小菅幸子、下條ユリ、長場雄、皆川明(mina perhonen)、川内倫子、嶌村吉祥丸、平野太呂、eri、高山都。
オークションは7月中旬より開始予定 。7月中旬にYahoo!オークション内に特設ページがオープンする。
寄付先候補は認定NPO法人日本国際ボランティアセンター(JVC)、ガザの動物保護団体 Sulala Animal Rescue。ガザの人たちへ直接寄付も行なうとのこと。
【坂本美雨のコメント】
この度、ガザ人道支援の資金を集めるためのオークションを開催させていただきます。
この9ヶ月間、ガザでは悲惨な状況が続いています。
イスラエル軍の攻撃によりこれまでに45,223人*以上が犠牲となり、その7割が女性と子どもたちです。
現在、約200万人が難民生活をしており、物資が足りず飢餓にさらされています。
生き延びている子どもたちも、肉体的・精神的に様々な治療が必要で、この先も長期的な支援が不可欠です。
この状況を受け、世界では様々な立場の人が人道支援のために立ち上がっています。
日本からもアーティストとして何かできないかと考え、オークションを企画しました。
私は、アーティストの表現という行為は生きるための営みであり、持って生まれた命を輝かせるものだと思っています。
それは命が奪われることの対極にあるものではないでしょうか。
守られるべき存在である子どもたち。
ひとりひとりに、愛する人がいて、その子を愛している人がいます。
どうか生き延びてほしいと心から願っています。
今回、尊敬するアーティストの方々にお声がけし、賛同してくださった皆さんの想いが集まりました。
この想いがどうか届きますように。
坂本美雨
* 参照元 Euro-Med Human Rights Monitor – 2024年6月12日 現在