電動キックボードをはじめとしたシェアリングサービスを展開するLuup。同社が2024年冬以降、新たな車両として、座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車「電動シートボード」の提供を開始すると発表した。同車両がシェアリングサービスとして提供されるのは日本初となる。
【画像】買い物も楽々! 座席・カゴ付きの新車両「電動シードボード」走行シーン 電動・小型・1人乗りのマイクロモビリティの活用による短距離移動インフラを提供している同社。2020年5月より電動アシスト自転車、2021年4月より電動キックボードのシェアリングサービスを提供しており、日常的な移動手段として近年根付いてきている。
電動アシスト自転車は人力で漕ぐ力が必要であり、電動キックボードは立ち乗りのモビリティであることから、足腰に不安のある方や、長時間、大荷物を持った方の移動シーンでは使いづらいといった課題があった。
そうした背景から、今回の「電動シートボード」の開発に着手。シェアリングサービスに導入することで、既存の取り扱いモビリティの課題を解消し、より幅広い世代の移動ニーズに応える。
特徴は5つ。座席付きのため、長距離の移動も可能。カゴ付きで、荷物の積載ができ、買い物などでも利用しやすい。特定小型原動機付自転車に位置づけられるため、完全電動・最高速度 20km/h(車道モード)、16歳以上であれば運転免許不要で乗車できる。
さらに、小型なため既存のLUUPポートへの設置が可能。「自転車ではないこと」が一目でわかる「自転車誤認防止デザイン」を採用していることから、自転車感覚で乗る利用者を減らすことができる。座席に座った際に、両脚が車両を跨がない設計にもなっている。
「電動シートボード」は、今冬以降、順次シェアリングサービス内での提供を開始する予定(提供エリアは未定)。既存のLUUPアプリから、電動アシスト自転車や電動キックボードと同様に利用することができる。