ギャンブルをやめたくてもやめられない人もいるようだ。20年以上にわたってパチンコをやめられない人たちから切実な声が寄せられた。
40代前半の女性(その他/年収200万円)は、パチンコとスロットを20年以上つづけ、その間にかけた金額は500万円以上にのぼるという。そして
「貯金ができない、病気だと思う。負けた時はもう行かないと思うのに次の日にはパチンコ屋にいる。親に嘘ついてまでやってる自分が嫌だ」
と、心境を明かした。(文:林加奈)
「マンションでも買えましたね」
24年にわたってパチンコを続ける40代前半の男性(サービス系/年収450万円)は、一時的にやらない時期もあったらしいが「ちょっとだけ打ってみよう」という軽い気持ちからまたのめりこんでしまったという。
「1日で負けた最高額は12万ほど。パチンコが生活の優先順位がどんどん上がっていくときが自分ではわかっていても苦しい」
一時的にやめられても、また復活してしまうところもギャンブルの怖いところだろう。
60代後半の男性(サービス系/年収400万円)は、40年間パチンコをやめられずにいる。
「総額は不明ですが、そのせいで借金が2000万円になりました。何回もやめようと思ったが、仕事のストレスからやめられなかった。その後離婚しました。今でもやめられない状態がつづいています。死なないと治らないかも。マンションでも買えましたね」
家族を失い、マイホームを購入する資金を貯めることもできなかった男性。パチンコにのめりこむと、お金以外のものも失うリスクがあるということだろう。
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