6月24日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているアプリリア・レーシングは、マルコ・ベゼッチと複数年契約を締結し、2025年から参戦させることを発表した。
ベゼッチは2022年からMotoGPクラスに昇格し、ムーニーVR46レーシング・チームより参戦を開始。デビューイヤーは第8戦イタリアGPでフロントロウを獲得し、第11戦オランダGPでは2位表彰台に上がるなどの活躍を見せた。
さらに2年目の2023年には、第2戦アルゼンチンGPの決勝で悲願のクラス初優勝を飾った。1年を通して決勝で計3勝、スプリントで計1勝を挙げてランキング3位で締めくくった。2024年は計7戦終了時点で、ランキング11位につけている。
そんなベゼッチが、2025年より複数年契約でアプリリア・レーシングに移籍することが決まった。MotoGPクラスにおいてドゥカティ・デスモセディチGPで3年間を戦ったが、来シーズンからはRS-GPを駆って参戦することになる。
アプリリア・レーシングは、エースライダーであったアレイシ・エスパルガロが今季限りで引退を表明。さらにマーベリック・ビニャーレスも、レッドブルKTMテック3に移籍することが明らかとなっていた。
しかし、2023年に最終戦までフランセスコ・バニャイアとチャンピオン争いを繰り広げたホルヘ・マルティンが2025年からアプリリア・レーシングに参戦することがすでに発表されている。そのため、2025年シーズンはライダーラインアップを一新し、マルティンとベゼッチがともにしのぎを削ることになる。