面接で募集内容と違う話を一方的にしてくる会社では、働かない方がいいだろう。大阪府に住む50代前半の女性(その他/年収300万円)は
「医療系求人サイトで未経験な就労支援員に応募しました。自宅から近いのが応募のきっかけでした」
と語る。就労支援員はさまざまな事情で就職が難しい人の就労をサポートする仕事だ。その面接で何があったのか。(文:真鍋リイサ)
面接官「看護助手の経験があるなら介護施設でも働けますよね?」
面接は「レンタル事務所的な場所」で行われたというが、
「若い女性面接官が紙を見せて『どこまで行けますか?』と一言。見たらいろんな場所の作業所や介護施設がありました」
応募のきっかけが自宅から近いことだったため、驚いただろう。
「自宅近くの場所で応募したつもりの私は一瞬絶句しましたが『ここ(希望場所)しか行けない』と言うと不採用になるのでは、と思い通勤可能な場所をいくつか提示しました」
こう妥協する姿勢を示したものの、面接官はますます違和感を覚える態度をとった。
「私の履歴書を見た面接官は『看護助手の経験があるなら介護施設でも働けますよね?』と終始一方的で若干高圧的」
女性は「就労支援員」の募集に応募したはずだが、介護職で働くことを期待されているようだ。勤務地どころか職種まで、聞いていない話を一方的に押し進めてくる面接官。さすがに女性は不安が募ったようで、後日メールで「応募を辞退します」と連絡したそうだ。すると
「『採用を辞退ですね。わかりました』と返事が来ました。『採用だったんだ~怖っ』と思ったエピソードでした」
危ないところで不安要素いっぱいの職場を回避できたようだ。
※キャリコネニュースでは「面接での信じられないエピソード」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/74FZSHAJ