外面がいいだけの社長のもとで働き続けたいと思えないだろう。「某チェーン店の本社で事務をやってました」と語る東京都の30代後半の女性(事務・管理/年収300万円)は、当時の職場のブラックぶりをこう打ち明ける。
「人が良く社会貢献している社長は自分さえ良ければいい。従業員は使い捨て、パワハラ、セクハラあり。自分の思いつきで社員を振り回す。出張といいつつ家族旅行」
口調に恨みがこもっているが、一体どういう会社なのか。(文:真鍋リイサ)
「中堅がどんどん辞めていくので、潰れるのも時間の問題だと思います」
女性はかつての勤務先の嫌な面を次々と挙げた。
「時間の無駄な朝礼、昭和みたいな会社。働き方改革とは真逆です。意見を言っても『社長がダメだというから』の一点張り」
ワンマン社長のもと、古くからの習慣を見直すこともないようだ。意見しても取り合ってくれない会社では、働くモチベーションも下がってしまうだろう。さらに、
「年間休日120日と言っているが、部署によっては休日出勤あり、2か月に1回は意味がない休日出勤あり。年末もお店が開いてる為12月30日まで出勤」
なぜ意味のない出勤があるのか不思議だが、やはり昔からの慣習で続けているのだろうか。しかも、職場の人間関係も良いとは言えないらしい。
「総務人事も口が軽く、噂話や退職予定を色んな人に言っていた。コンプライアンスという意識がないみたいです。中堅がどんどん辞めていくので、潰れるのも時間の問題だと思います」
女性も退職するとき噂されてしまったのだろうか。企業の中核を担う中堅社員が去っていくようでは、事態は深刻だ。
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