友人の思わぬ言動から絶縁に至ることがある。高校時代の友人と絶縁したという埼玉県の50代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収150万円)は、衝撃のいきさつを打ち明けた。
今から14年ほど前、専業主婦だった女性はネット上でアバターを通して会話やゲームができる「アメーバピグ」というサービスを楽しんでいた。その中で「お気に入りの異性ができ恋心を抱いてしまった」という。一方で友人はホストに熱を上げており、電話のたびに互いに恋の相手の話をしていたそう。
「恋心を抱いてといっても実際に会ったことも電話で話したこともありません。二人して中学生のようにはしゃぎ恋バナを繰り広げていました」
「あの子〇〇ってうるさいから注意してやめさせて欲しい」と夫に告げ口
おそらく女性は、暮らしの中にうるおいを求めていたのだろう。しかし楽しかった恋バナも、長く続くにつれ「お互いに嫌気がさしていた」という。
そんなある日のこと、女性が留守にしていたときに家に電話をかけてきた友人は、応対した夫に次のように頼んだのだった。
「あの子〇〇ってうるさいから(夫くん)から注意してやめさせて欲しい」
〇〇は、女性が恋心を抱いていた異性の名前だった。夫は伝言通り、「もう彼女に〇〇の話はするな」と女性に言った。アプリのことを夫に話していたという女性も、夫の口から名前が出てきて、さぞかし驚いただろう。
会ったことはないとはいえ、夫以外の男に恋心を抱いた自分に非があると女性は認めつつも、友人の言動は許しがたいものだったようだ。
「いくら夫がおおよそは知っているとはいえ、直接夫に言う? と思いました」
女性はまた、友人の言い方にも引っかかっていた。友人は、女性が家庭を壊す前に恋心を捨てさせようと告げ口したのではなく、単に自分との会話で話題に出すなと言ったからだ。
「夫に注意喚起するならともかく、ただ『やめるように言って』は言語道断です」
この伝言を機会に、女性は友人の電話やLINEなどをブロックし縁切った。
「最終的にこの件だけではないのですが離婚という結果になってしまいました」
離婚の原因は他にもあるようだが、この一件も少しは影響しただろう。
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