Text by 廣田一馬
T・ジョイ京都のシアター9に「ScreenX with Dolby Atmos®」が日本初導入された。
本日6月21日にオープンした同スクリーンは、CJ4DPLEX社が展開する3面マルチプロジェクション映画上映システム「ScreenX」と、ドルビーラボラトリーズ社が展開する音響システム「Dolby Atmos®」の両方を兼ね備えた日本初のシアターだ。
今回の記事では、オープンに先立って開催された内覧会の様子をレポートする。
シアター内部に入ると、ScreenXの特徴である正面と左右の巨大な3面スクリーンに圧倒される。
天井を見上げると、大量に設置されたスピーカーが目を引く。
Dolby Atmos®のシステムでは、壁や天井に設置されたスピーカーそれぞれが個別に駆動。それぞれで異なる音を出すことが可能だという。
内覧会では、『トップガン マーヴェリック』と『マッドマックス:フュリオサ』の映像の一部を上映。
ScreenXとDolby Atmos®が組み合わさった威力を特に感じたのは、画面の奥から向かってきた戦闘機が頭上を通り抜けるシーンだ。
戦闘機が迫り来るにつれ大きくなる音は、揺れるような轟音でありながらクリア。左右が画面であることから没入感も高く、その場にいるかと錯覚するほどリアルな体験ができる。
銃撃戦の場面も非常に迫力があり、座席右後ろの方向から突然弾が飛んでくるシーンでは思わず体をのけぞらせてしまったほど。
観客を3面の映像で包み込むScreenXと、天井、壁全体を使って音で包み込むDolby Atmos®の相性は非常に良く、特にアクション系の映画はシアターで鑑賞したいと強く感じた。
今回の導入についてティ・ジョイ劇場宣伝チームの担当者は「T・JOY京都は一人の方から家族の方までいろいろな方に来ていただける劇場なので、多くの方々に新たな映画体験を楽しんでいただきたい」と語る。
6月21日から7月11日までは、オープニング上映作品として『トップガン マーヴェリック』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』『ゴジラ-1.0』を上映。お気に入りの映画を、もう一度新たなシアターで楽しんでみてはいかがだろうか?