学歴は社会に出てからはどんな意味を持つのか。東京理科大学卒の30代後半の男性(東京都/エンジニア/機械・電気・電子・半導体・制御/年収950万円)は、「学歴は必要」として、
「偏差値65以上から学歴が高いと言えると思う」
「入試すら頑張れない人は働いても同様と判断されるから」
と持論を述べた。(文:永本はな)
阪大院卒の男性「理工系人材には物理と化学の双方が必須」
一方で、「学歴は不要」と回答したのは、大阪大学の大学院を出ている30代後半の男性(神奈川県/教育・保育/年収650万円)だ。その理由を次のように語る。
「高偏差値の大学を出ていなくても、専門性が高い仕事を10年もやってればその部分は十分渡り合える。しかし、仕事と関係ない知識など、総合力で見ればやはり薄っぺらい人が多いと感じる」
結局は、学歴に裏打ちされた実績がものを言うようだ。さらに、「学歴が高い」とはどこからだと思うか質問すると
「理工に限れば学歴が高いのは旧帝東工、上位国公立、早慶です。 理工系人材には物理と化学の双方が必須。そのどちらかしか修めずに入学が可能な大学は、それでも卒業できる程度のことしか教えていないのだと思うからです」
と厳しい意見を回答している。
続いて、「東京の文系国公立大学卒」だという30代後半の男性(東京都/専門職/コンサルタント・士業・金融・不動産/年収1500万円)は「学歴は必要」と回答しており、自身の学歴に不満があるという。その理由を聞くと
「エージェントがそこを見てますよね。最低限の学歴がないと転職の際の障壁になるかと思います」
と就職面で優劣があることを明かした。さらに「学歴が高い」の認識として
「東大院卒・海外大卒・有名海外大MBA卒・有名大学博士。学歴をウリにできるクラスは概ねこのラインからではないでしょうか」
と自身の見解を述べた。
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