どんなに仲の良い友人でも、許せないことをされたら絶縁に至るもの。富山県の30代前半の男性(技能工・設備・交通・運輸/年収600万円)は昔、元カノに浮気された。しかも浮気相手は男性の知人だったそう。
それを仲の良い友人と打ち明けると、元カノと面識のない友人が「元カノに電話させろ」とブチ切れたのだった。
男性はなんとか怒る友人をなだめ、帰宅して眠りにつくも、深夜2時に着信音が鳴り目を覚ました。電話の相手は元カノで、開口一番に「〇〇って人知ってる?」と聞いてきたのだ。
「〇〇」とは先ほどまで飲んでいた友人の名前だ。元カノが面識のない友人を知っていることを不思議に思った男性は「なんで?」と聞き返すも、元カノは「また連絡する」と言い電話は切れた。「とても嫌な予感がしました」と男性は当時の心境を振り返った。
深夜に二度目の着信、相手はもちろん……
元カノの言葉が相当気になったのだろう。男性は深夜にも関わらず、友人に電話した。ところが友人は通話中で、つながらなかった。
「こんな時間に話し中でしかも元カノから友人の名前が出る、何となく自体を察しました」
友人は男性の元カノに電話したあと、また別の人物に電話していた。思い当たるのはもう一人くらいだろう。そして再び、男性の携帯電話に着信が入った。
「今度は私の知人(元カノの浮気相手)から着信が入り、本気で出たくありませんでしたが出てみると『〇〇(友人)という人から電話きた。人の女を奪ったクソ野郎と罵られた。名誉毀損と個人情報の漏洩でお前と友人を訴える、弁護士を雇い連絡させてもらう』と言われました。『俺は知らんしなんのことかわからん』と伝え電話を切ると鬼のように着信がありました」
無視を決め込んだ男性は、翌日に再び友人に電話した。すると友人は、男性が飲み屋でトイレに立った隙に携帯電話から電話番号を盗んだことと、元カノと浮気相手に電話して罵詈雑言を浴びせたことを「当たり前のように言われました」という。
これに対し男性は「友人としては私を思ってしてくれたことなんでしょう」と今では理解しているが、当時はそう思えなかったようだ。
「当時私は傷心状態でメンタルが少し不安定、さらに今までの友人の非常識な行動に対しての我慢の限界がここできてしまい『ふざけるな、もうお前とは関わりたくない、もう連絡してくるな、元カノたちにはお前から説明しろ、俺は知らない』という旨を伝え、それ以来連絡を取ってません」
結局、「お前と友人を訴える」と息巻いていた浮気相手からの連絡もそれっきりのようだ。
「ちなみに弁護士からは何の連絡もないし、今思えば浮気したくせに何が訴えるだ馬鹿野郎、と思います」
なお現在も友人の消息は不明だという。しかし「たまたま会うことがあったら普通に話すことはできると思います」と男性が言うように、いつかこの騒動を笑って話せる日が来るのではないだろうか。
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