取り組みは、当事者社員の体験談や外部有識者を招いたトークセッションなど、当事者を取り巻く現状について社員一人ひとりが考える機会となる社内イベントを開催。資生堂および、資生堂ジャパンの社員が参加し、LGBTQ+に関する正しい知識の習得、職場におけるアライ(理解者であり支援者を指す)コミュニティの醸成につなげる。さらに東京ではトランスジェンダーを対象に、大阪ではLGBTQ+を対象としたメイクアップ講座を実施する。より“自分らしさ”を表現する手段として、資生堂ジャパンの専門職が講師となり、スキンケアからメイクアップの基礎をレクチャーする。また、15日に開催された「名古屋レインボープライド」では来場者に対し、肌測定アプリやパーソナルビューティカラー診断を用いてスキンケアのポイントや似合う色の提案を行った。
資生堂は企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」の実現に向け、社員がジェンダーや年齢、国籍などに関係なく、個々人の違いを認め尊重し合い、イノベーションを生み続ける組織カルチャーをつくるため、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を重要な経営戦略の柱と位置づけている。
エグゼクティブオフィサー チーフ DE&I オフィサーの廣藤綾子氏は、「資生堂は、異なる価値観を尊重し共感しながら新しい価値を生み出していく思いを『LOVE THE DIFFERENCES』(違いを愛そう)と表現し、当社のDE&I活動のスローガンとしています。この4月には、通算6回目となる東京レインボープライドに出展し、当事者やアライの声に耳を傾ける重要性を改めて強く認識しました。当社はこれからも社内外のLGBTQ+コミュニティとアライに寄り添う企業として、LGBTQ+コミュニティへの支援に最大限に取り組み、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指します」とコメントした。