いくら親友でも、タチの悪い人間と付き合っているようでは友達関係は続けられない。大阪府の40代女性(医療・福祉・介護/年収350万円)は、
「親友の彼氏が原因で、結婚式の招待をギリギリで親友が断ってきた」
ということがあった。いったい何があったのか。(文:林加奈)
「次の日に結婚式も2次会も参加出来ないと言われた」
それは女性と、結婚前の夫が車で出かけたときのこと。親友とその彼氏が、女性たちの車を見つけて後ろについてきた。彼らはなぜか、「どこまでもついて」来たという。いわゆる「煽り運転」だったと女性は振り返る。知り合いとは言え、理由もなく延々と後をつけられるのは気味が悪い。こちらがコンビニに止まると、
「『どこ行くのついていくよ』と言いながら、彼氏がニタニタ笑っていた。このことに怒った主人が彼氏には二次会に来て欲しくないと言い出した」
夫の怒りはもっともだ。親友は彼氏と二次会に出席する予定だったようだが、女性側からしてみれば、煽り運転をしてきた人物に二次会へ来てほしいはずがない。
女性は親友に、「結婚式と二次会には親友だけ来てほしい」と伝えた。しかし……
「その場はわかったとなったが、次の日に結婚式も2次会も参加出来ないと言われた」
さらに「煽り運転のことを伝えても理解してもらえなかった」という。女性としては残念な結果になってしまった。
また女性は、元夫のところに子どもが3人いる親友に「いろいろ協力」してきたと回想している。
「お金のないときには、食料品買い込み持って行っていた。友達が働く場所がなかったので、私が働いていた職場を正社員で働けるようにした。親友にこんなにも協力したのに、彼氏を取るのだなと思いました」
これまでサポートしてきた女性を蔑ろにして、煽り運転する彼氏を選んだ親友。それでも女性は
「はじめは涙が出るぐらい悔しさと怒り、寂しさを感じたが、あの彼氏は非常識な方だったので、今になれば、友達をやめて良かったと思いました」
と、今では絶縁したことに後悔はなさそうだ。