自分の畑違いの部門に左遷されたら退職する人も多そうだが、左遷先で腐らず頑張った人もいるようだ。
東京都の60代前半の男性(ITエンジニア/システム開発・SE・インフラ/年収300万円)は、SEをしていたときに突如、「OA機器の保守部隊」の配属になったという。コピー機やプリンター、パソコンなどOA機器の修理や操作に関する対応をする部門で、「畑違い」と嘆きたくなるのはSE経験者ならわかるだろう。
異動の理由も釈然としないまま、新たな配属先へ行くとシビアな現実が待ち受けていた。
「『厄介者を押し付けられた』の態度で最悪な状態でした」
OA機器の保守部門では、最初ひどい扱いだったようだ。
「『厄介者を押し付けられた』の態度で最悪な状態でした。そこで『左遷だ』と気が付きました」
確かに配属先の人々もなぜ畑違いのSEがやってきたのかと疑問だっただろう。周囲から奇異な目で見られながらも、男性はへこたれなかった。
「左遷したことを後悔させる気持ちで、家庭も顧みず仕事に取り組み、2~3年後には会社側の評価も180度変わって昇進し、リーダー的存在になっておりました」
謎だった左遷理由もわかったようだ。
「左遷された理由が当時の女性管理者と反りが合わなかったことのようでした」
そのせいでSEを続けられず無念だったと思うが、左遷先で腐らず頑張った結果、会社を見返せたことはせめてもの救いだろう。
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