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【6/17~6/23の運勢】6月4週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

2024年06月16日 22:10  isuta

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isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

2024年上半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡

今週の星座占いを全文読みたい方はこちらをタップ 今週のおひつじ座の運勢

おひつじ座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

板子一枚下は深い夢

今週のおひつじ座は、二つの異なる世界をみずから/おのずから、つなげていこうとするような星回り。

『ドラゴンクエストⅥ 幻の大地』というテレビゲームは、夢の世界と起きて実際に経験している世界とが、上の世界と下の世界として分けられ、その間を行き来するという設定になっています。

2つの世界を行き来していくにつれ、途中でその2つの世界が合体していき、それで本当の自分になっていく。こういう感覚というのは、たとえば「ここには私たちを夢見ている深い夢がある」と言ったアボリジニの人たちとも通じつつ、現代日本の都市部に暮らしているような、ごく普通の一般市民にも開かれていると思うんです。

あなたもまた、自分個人よりもリアリティを感じるものとのつながりを、改めて深めていくことがテーマとなっていくでしょう。

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おうし座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

幻想が現実を追い越していくとき

今週のおうし座は、どこからか湧いてきた白日夢に、自身も溶け込んでいくような星回り。

『田一枚植えて立ち去る柳かな』(松尾芭蕉)という句のごとし。普通に受け取れば、「田一枚植え」るのが目線の先にいる早乙女で、「立ち去る」のが芭蕉自身で、そこで一息ついて「柳かな」と状況説明しているということになるでしょう。

実際に柳と立ち会ったときの、あの今にも柳の木が歩き出してしまいそうなアニミズ的なニュアンスを踏まえると、田を「植える」のもそこから「立ち去る」のもじつは柳であるという解釈が引き出されてくるわけです。

あなたも、現実と想像とがダイナミックに混淆していくような感覚に、人知れず没入していくことになるでしょう。

続きはこちらから 今週のふたご座の運勢

ふたご座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

島と島であるということ

今週のふたご座は、身近な誰かとどこまでも互いに自由であることを認め合えるような、自分であろうとしていくような星回り。

江戸文化研究家の田中優子は『江戸百夢 近世図像学の楽しみ』の中で、着物の縞(しま)柄つまりストライプ模様に触れつつ、次のように述べています。

「九鬼周造は『「いき」の構造』の中で、「模様としての縞」が『いき』と見做されるのは決して偶然ではない」と書いた。なぜなら、「いき」の表現は「媚態」のもっている二元性を表わしていなければならず、「永遠に動きつつ永遠に交わらざる平行線」としての縞は、その二元性のもっとも純粋な表現だからだ、と。」

あなたもまた、縞柄の着物や小物をさりげなく身につけ、文字通り「いき」の精神を我が身に宿してみるといいでしょう。

続きはこちらから 今週のかに座の運勢

かに座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

「意外とこんなものだった」

今週のかに座は、だるまに眼を入れていくような星回り。

『舟べりにとまりてうすき蛍(ほたる)かな』(高浜虚子)という句のごとし。

はかなげで幻想的な、どこか現実離れしたイメージに過ぎなかった蛍が、その足で舟べりにつかまっている、実体をもった昆虫へと急に変わってしまった。まるで想像の世界から現実の世界へと、今まさに蛍が現れ出てきたというリアルな感覚が呼び起こされている。

あなたもまた、なまなましい実体化の瞬間におのずと立ち会っていくことになりそうです。

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しし座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

回りまわっていくらし

今週のしし座は、心から価値を感じているものを、改めて少しずつ積み重ねていこうとしていくような星回り。

詩人・陸游が生きた今から800年ほど前の中国(南宋)は、中国の北半分が女真族によって占領されていた時代で、陸游は85年にわたる長い生涯にわたって、失なわれた国土の回復をねがい、そのことを歌い続けたことで、憂国の詩人や愛国詩人と呼ばれてきました。

しかし、彼がほんとうに愛していたのは、国という実体のない概念ではなく、あくまで彼が愛した農村生活の平穏であり、家族とのささやかな暮らしだったのかも知れません。

あなたもまた、自分が心から大切に思っているものが何なのか、改めて浮き彫りになっていくはず。

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おとめ座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

靴を脱いで世界を広げる

今週のおとめ座は、行動範囲や世界像を狭小にしてしまうような「靴」は大胆に脱ぎ捨てていこうとするような星回り。

『はればれと佐渡の暮れゆく跣足(はだし)かな』(藤本美和子)という句のごとし。靴をはいているのと脱いでいるのとでは、見えてくる風景の解像度がぜんぜん違うことに作者は気付いたはず。

それはここで世界の見方をリセットするきっかけを得たということであり、「はればれ」というのも単に視界の開け度合の問題というだけでなく、それまでの見方を捨て去った解放感でもあるのではないでしょうか。

あなたもまた、思いきって「はればれ」していくなかで、どれだけ世界を広さを取り戻していけるかがテーマとなっていきそうです。

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てんびん座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

砂上の楼閣から降りる

今週のてんびん座は、真に信じるに足るものは何かと考え、身をもってそれを実践していこうとするような星回り。

寺山修司のエッセイのなかで、四畳半の安アパートでひとり暮らす私娼の桃子なる人物をとりあげ、彼女でさえ「日当たりのいいアパートに引越しさえすれば、あたしの性格は変わる」と思っており、「ヘアスタイルやモードの変革によって、魂にも新しい日常性が訪れてくるのだ、と信じている」のだと描写しています。

現代社会にもしその桃子がタイムスリップしたなら、同じことを信じて過ごすでしょうか。それとも、「あした必ず起こること」など存在しないのだと啖呵をきって、代わりに「あした自分の手で引き起こすこと」に賭け、幸運との取っ組み合いを始めるでしょうか。

あなたもまた、どんなアクションが「魂に新しい日常性」をもたらしうるか、よくよく考えてみるといいでしょう。

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さそり座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

ふわり&ふよふよ

今週のさそり座は、ちょっとした、微妙な道徳律が指し示されていくような星回り。

『キューピーの翼小さしみなみかぜ』(高柳克弘)という句のごとし。「キューピー」は、もともとは20世紀初頭にアメリカのイラストレーターであるローズ・オニールが天使をモチーフに生み出したキャラクター。かつては神と人間の中間に位置し、人間の運命を左右する強大な存在と考えられていましたが、今や掲句にもあるように、その翼はほんの小さく、髪もほんのちょっぴり。

しかし、「翼小さし」という表現には、どこかそうしたネガティブな意味とは異なる積極的な意味が、作者を通して込められているように思います。

あなたもまた、ふわりとうなじをなでていくくらいの霊威の訪れを、確かに感じ取っていきたいところです。

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いて座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

迷宮巡礼

今週のいて座は、めくるめく沈黙の深みにをみずからに沈めていこうとするような星回り。

16世紀イタリアの画家バルトロメオ・ヴェネト作のある若い貴族の肖像画は、モデルとなった人物が誰なのかは不明ですが、衣服の胸のあたりに迷宮がデザインされていて、人物が手でそれをなぞっているところを描いた絵になっています。

迷宮は当時のルネサンス人たちにとってこの世の生そのものを表すと同時に、脳のアナロジーでもありましたが、ある人物がそれをまとっている場合、それは守るべき沈黙が存在していることを示す象徴形態であることを意味していました。

あなたもまた、そうした数百年前の異国の貴族のごとき決意と行動へと、いかに近づいていくことができるかが問われていくはず。

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やぎ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

肚をきめるということ

今週のやぎ座は、背負うべき重責や問題から逃げずに正面から向かっていこうとするような星回り。

『胸重く片蔭戻る人の恩』(石塚友二)という句のごとし。

人の恩をうけたそのことに胸が重いというのは、相手になみなみならぬ迷惑をかけている自覚が本人にあるからこそであり、当然すぐにでもその恩に報いたいがそれが当面は不可能であることが作者にはよく分かっていて、そうしたどうにもならない苦しい状況でも肚をきめて顔をあげた時の人間の真剣味が、掲句から伝わってくるはず。

あなたもまた、ときには時代と逆行してでも誠実な度胸をもって面倒事にぶち当たっていきたいところです。

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みずがめ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

ウブと書いてありがたき不思議と読む

今週のみずがめ座は、今ここに在ることができる不思議に感じ入りつつ、ゆらゆらと動いていくような星回り。

倫理学者の竹内整一は『やまと言葉で哲学する―「おのずから」と「みずから」のあわいで―』の中で、吉田兼好の『徒然草』に垣間見られる死生観について触れています。

日々自分が生かされて在ることに感謝していく際にも、こうした「本来ありえなかった」という前提に立つことは不可欠な観点ですが、改めて兼好がその上での「『今・ここ』の積極的な肯定」を「モチベーション」などの白々しい言い方ではなく、あえて「つれづれ」という力みの抜けた軽い言葉で表わしたことは、日本文化最高の到達点の一つと言っても過言ではありません。

あなたもまた、「つれづれなるままに」ひとり筆をとるなり、誰かのために骨を折るなり、ただボーっとするなりしてみるといいでしょう。

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うお座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

涼感を求めて

今週のうお座は、ひとりしずかになっていくような星回り。

『暫時(しばらく)は滝に籠るや夏(げ)の初(はじめ)』(松尾芭蕉)という句のごとし。

なぜ、私たちはそうした心のおしゃべりをやめられないのか?それは、私たちがしあわせになりたいからです。しあわせになりたくてついつい絶え間ない干渉を起こしてしまう言葉や思考のさざ波に、逆に私たちは足を取られてそこに溺れてしまいがちですが、しかし私たちが救われるのもまた、清冽な水しぶきのごとき言葉を通してなのかもしれません。

あなたもまた、自分だけの滝の裏のくぼみを見つけていきたいところです。

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