丸竹コーポレーションは6月5日、リサイクル繊維で製造された毛布「サスティブブランケット(ひざ掛けサイズタイプ)」が、泉南市のふるさと納税返礼品に選定されたことを発表した。
同商品には、いらなくなった繊維を無数の針で引っ掻いてバラして綿(わた)にした「反毛綿(はんもうわた)」を使用している。
反毛綿は糸に加工することが難しく、フェルトや芯地など用途が限られるという課題があったが、同社の技術により、生地へのリサイクルの実用化が可能になった。品質、風合い、耐久性とも、バージン繊維毛布とほぼ同等であるという。
毛布には、反毛綿とバージン原料とを相応しい割合でブレンドして紡績。同商品は、モダクリル70%、再生反毛30%の割合で作られている。日本防炎協会認定の難燃性も備えた。真空パック包装で圧縮しているので、コンパクトに備蓄できる。
2023年3月には、同商品は泉南市観光協会が主催する「ええもん せんなんもん2023」の認証を取得。同市のふるさと納税返礼品にも選定された(寄附金額1万5,000円)。(フォルサ)