研修期間といえども、勤務先に拘束されている以上賃金は発生するのは当たり前だ。ところが、東京都に住む30代後半の女性(個人事業主/年収1000万円)は、「文化系の財団のバイト」に応募したとき、研修期間について面接官から
「いわば勉強期間なのでこちらがお金をいただかねばならない立場」
などと言われたという。(文:國伊レン)
「シングルマザーというと手元のメモの名前欄に×を書かれました」
「文化系の財団」とは、文化芸術の振興のため美術館などを運営する文化財団のことだろうか。面接はかなり高圧的なものだったようだ。面接官は、
「うちのやり方を覚えて客前に出るまでに半年かかります。いわば勉強期間なのでこちらがお金をいただかねばならない立場ですが、バイト代としてあなた方にわざわざお金を払うので金額の設定は働きによって変えます、それでもいいですか?」
と聞いてきた。ずいぶんと偉そうな言い草である。研修中の人のお金をあまりお金を払いたくないのであれば、その期間だけ最初から低く設定すればいいだけの話である。しかし、そのあと面接官がとった行動がさらに衝撃的だった。
「最後の質問でさらに家族構成を聞かれシングルマザーというと手元のメモの名前欄に×を書かれました」
わざわざ見えるように×を書くのが面接官の言う「うちのやり方」らしい。
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