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【ギャラリー】FIAが2026年F1新世代カーのレンダリング画像を発表。“機敏さ”をテーマに軽量&小型化。DRSは廃止

2024年06月07日 07:00  AUTOSPORT web

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2026年に導入されるF1新世代カーのレンダリング画像
 FIAは、6月6日、2026年の新F1技術レギュレーションの詳細を発表した。2026年には、新世代のパワーユニット(PU)およびシャシーが導入される。FIAはこのレギュレーションに基づくマシンのレンダリング画像も公表した。

 2026年の技術レギュレーションには、未来を見据え、パワーユニット、シャシー、空力、安全性、持続可能性において、重要な変更が取り入れられた。

 中心にあるのは『機敏なマシン』というコンセプトで、コース上でのバトルのしやすさを向上させることが目的とされている。これにより、次世代マシンは車重が現在より30kg減らされ、効率とハンドリングの向上が見込まれる。また、ホイールベースは200mm、車幅は100mm、最大フロア幅は150mm、それぞれ短縮される。

 また、DRSに代わり、『アクティブ・エアロダイナミクス』という可動式のフロントおよびリヤウイングが導入される。

 エンジンに関しては、MGU-H(熱エネルギー回生システム)が廃止され、ICE出力は 550~560kwから400kwに減少、MGU-K(運動エネルギー回生システム)の電気出力は120kwから350kwに増加する。

 新たに、オーバーテイク促進のための『マニュアル・オーバーライド』モードが導入され、後続車の方がより多くのMGU-Kエネルギーを使用することができるようになる。

 また、2026年以降のパワーユニットには、完全に持続可能な燃料が使用される。