中高年になっても母親の呪縛から逃れられない女性は多い。三重県の50代後半の女性(サービス・販売・外食/年収250万円)も、「親から用事を言いつけられたら、引き受ける」というタイプ。一人っ子だからだというが、さぞかし頼りになる娘だろう。しかし、あるとき母親に言われたひどい言葉をきっかけに、距離を置くようになったそう。
病院へ送っていく車の中で母親が次のように言った。
「私は娘がいるからこうして送り迎えがあるけどアンタ(女性のこと)は息子を産んだから面倒は見てもらえない、理由教えたろか」
息子より娘のほうがいくつになっても実家に寄り付くというのはよく言われる話である。女性の母親もそう言いたいのだろうかと思いきや、衝撃の展開が待っていた。
自分より母親の用事を優先していたのに「日頃の行いが悪い」とは…
「『何?』と聞いたら 『日頃の行いが悪いから』と言われました。(中略)今まで頼まれたことは自分のことより優先してやってあげてたつもりですが、膝から崩れ落ちるような気持ちになりました」
そもそも親孝行な女性のどこを見て「日頃の行いが悪い」と決めつけたのか。さっぱりわからないが、とにかく不快な気持ちになることは確かだ。
それ以来、女性から母親に声をかけて用事を引き受けることはなく、また用事を頼まれたとしても、「3回に1回は断るようになりました」と距離を置いている様子。3回のうち2回は引き受けているようだが、女性にとっては大きな前進だろう。
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