選考過程で違和感を覚えたら、途中で辞退するのもありだろう。埼玉県に住む30代前半の女性(建築・土木技術職/年収400万円)は、とある企業の1次面接を振り返る。
筆記試験と1次面接が同日に行われた。筆記試験後、「志望業務などを書く面接シートみたいなもの」を渡されて記入していたが……(文:國伊レン)
「女性だからとか、初対面なのに向いていないと言われたことが腹立だしかったです」
企業は面接をスムーズに進めるために、面接前にアンケートを記入させることがある。女性が志望業務を記入していると社員がやってきた。そして
「そこは女性は募集していない」
「そこは向いていない」
などと言い、何度も書き直しを迫って来た。募集してない業務なら事前に告知するべきだし、向いてなくても志望するのは自由だ。そもそも、男女雇用機会均等法に違反している可能性もある。
この時点で「この会社はもう辞退したい」と思った女性だが、途中で帰ることもできないので「面接も適当にやり過ごし」その場を凌いだ。その後、1次面接通過の連絡があったが、丁寧に断った。
「やりたい仕事ができなかったり、女性だからとか、初対面なのに向いていないと言われたことが腹立だしかったです。入社する前に知れて良かったですが」
わざわざ書き直しをさせるくらいなら、最初から注釈を入れておけばいいのにと思ってしまう。
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