トルコ・イスタンブール発のブランド「ナキエ(Nackiye)」が日本に初上陸する。セレクトショップ「ロンハーマン(Ron Herman)」限定の展開で、6月21日に各店舗で2024年プレフォールコレクションを中心に販売を開始する。
ナキエは、Başak&Defne Kocabıyıkoğlu姉妹がイスタンブールを拠点に2023年に設立。東地中海の文化遺産をインスピレーション源に、独自の洗練されたウェアコレクションを展開している。ブランド名は芸術家や音楽家、職人、思想家、そしてオスマン・トルコの官僚家系に生まれた2人の曾祖母の名前に由来する。
構築的なシルエットと対照的な色使い、絶妙なファブリック選び、繊細な刺繍やクチュールのディテールを取り入れた仕立てを得意とし、ライラックの葉やカーネーション、ポピー、レモンの花といった自然や、エブル(マーブリング)などのトルコの伝統技術をモチーフにしたデザインも特長の一つ。古くから紡がれてきた技術と職人技をクリエイションに生かすことを信念に掲げ、家族経営の生地屋から最高級のコットンやウール、ベルベット、シルクを仕入れるなど、200年以上続いてきた職人の技術や経験をコレクションに活用することで、品質や寿命、耐久性といった面でもクオリティの高いコレクションに仕上げている。
ロンハーマン事業部長でウィメンズのディレクターを務める根岸由香里はインスタグラムをきっかけにナキエを知ったといい、実際に現地のアトリエやオフィスを訪れ、イスタンブールの伝統技術とモダンで洗練されたデザインを掛け合わせたコレクションに惹かれ、取り扱うことを決めた。店頭で展開する2024年プレフォールコレクションは、アウター(9万7900~19万8000円)や、ドレス(12万1000~16万5000円)、トップス(6万9300~15万4000円)、ボトムス(9万7900~13万2000円)に加えて、バッグ(6万9300円/いずれも税込)をラインナップ。袖口部分のディテールにアクセントを効かせたブラウスや、ブラウスとセットアップで着用できるボトムス、タッセルのモチーフをあしらったアウター、刺繍が目を引くベストなどを揃える。また、ロンハーマン別注として、ニットのトップスはアイボリーとネイビーの2色を販売。千駄ヶ谷店ではリゾートラインも展開する。8月31日にはロンハーマンの日本上陸15周年を記念したカプセルコレクションを発売する予定だ。