採用面接で学歴を選考対象にするのは仕方ないが、応募者を馬鹿にするのは違うだろう。学歴を馬鹿にされ悔しい思いをした読者からエピソードが寄せられている。
40代男性(大阪府/公務員/年収750万円)は、学歴を理由に面接で門前払いされたことがあるという。
「20代の時に転職先の会社の最終面接時、役員から3時間も待たされて、高卒だったことを馬鹿にされて『交通費渡すから帰って下さい』と言われました。挨拶しただけの5分面接だった」
3時間待たされた挙句、面接時間はたったの5分。そこまで失礼な会社は入社しない方が正解だろう。(文:林加奈)
「高卒なんですね。よくこの場に来れましたね?」その後何一つ質問されなかった
40代女性(千葉県/サービス・販売・外食/年収250万円)は、高校卒業時に就職先が決まっておらず、「何件も面接に行った」と振り返る。
「求人広告には『18歳から』と書いてありました。いざ、面接会場に行くと場の雰囲気が今まで行った面接会場と少し違いました」
面接官が4人、応募者も4人いて、女性より年上の人が多かったという。
「次々に質問され、一人の面接官が私に『○○さんは、高卒なんですね』と。私は『はい…』と。その後面接官4人に苦笑されながら『よくこの場に来れましたね?』と、聞かれました。恥ずかしくて悔しくて、顔も上げられませんでした。その後は、私はいない存在のような扱いで、何一つ質問されることはありませんでした」
学歴を理由にいないものとして扱われてしまった女性。あまりにも失礼ではないか。
「今思えば、(求人広告に)短大、大学卒業、卒業見込みと書いててくれれば、良かったのに…と思います」
と、当然の不満をつづっている。女性はこの面接がトラウマとなったようで「もう会社に面接に行くことはありませんでした」とも回答していた。