「総特集 佐藤史生 少女マンガが夢見た未来」が、本日6月3日に発売された。
【大きな画像をもっと見る】「夢みる惑星」「ワン・ゼロ」で知られる佐藤史生に注目した「総特集 佐藤史生」は、初公開の直筆資料やカラー図版など全200ページで構成。在りし日の佐藤を知る萩尾望都、木原敏江、坂田靖子、森脇真末味、徳永メイによる新規インタビューや寄稿が収録されたほか、萩尾と森脇は描き下ろしマンガも提供している。「夢みる惑星」の番外編となる「雨の竜」がカラーページ含む36ページ、「青猿記」は51ページにわたって収録。初公開の手紙や写真も多数掲載された。
同じく本日、1970年代から80年代にかけて佐藤が発表した短編を集成した「佐藤史生 傑作短編集 夢喰い」も発売。「ワン・ゼロ」の原型となった「夢喰い」のほか、「金星樹」「レギオン」「阿呆船」など全8編を収録している。収録作品である「一角獣にほほえみを」は写植文字を使わずに、手描きネームのままで掲載。巻末企画として、佐藤のスケッチブックより初公開となる貴重なスケッチや構想メモなども公開された。
なお、「総特集 佐藤史生 少女マンガが夢見た未来」と「佐藤史生 傑作短編集 夢喰い」の発売を記念した原画展が、6月5日まで東京のリベストギャラリー創で開催中。会場で「総特集 佐藤史生 少女マンガが夢見た未来」と「佐藤史生 傑作短編集 夢喰い」を2冊同時購入すると、先着でポストカードがもらえる企画が行われている。