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中上貴晶、追い上げる展開のスプリントで16位「リヤのグリップに苦戦」/第7戦イタリアGP

2024年06月02日 08:00  AUTOSPORT web

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中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)/2024MotoGP第7戦イタリアGP スプリント
 6月1日、2024年MotoGP第7戦イタリアGP MotoGPクラス 2日目のセッションがムジェロ・サーキットで行われた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は予選で23番手を獲得し、スプリントは16位で終えている。

 初日のプラクティスでホンダ勢最上位の19番手につけた中上は、2日目午前のフリー走行2回目でもホンダライダーのトップに立った。中上はセッション最初の走行で、ホンダ勢で唯一となる前後ソフトタイヤの組み合わせを試す。

 ピットストップを挟んだ2回目の走行では、ほかのほとんどのライダーと同じくフロントにミディアム、リヤにソフトのタイヤチョイスに変更し、ベストタイムを更新した。

 続く予選Q1には、午前に自己ベストを記録したミディアム/ソフトの組み合わせを履き出走。1回目の走行を終えるとリヤに新品ソフトを投入し、2回目の走行でのタイムアップを図る。

 しかし、3つのセクターベストを記録したラップのセクター3でタイムを失った中上は、セッション前半に記録したタイムを更新できず総合23番手に終わった。

 午後に行われたスプリントでは、スタートで最後尾に下がったところから追い上げるレースとなる。2周目、中上は目の前の2台をパスすると、上位のライダーが3台転倒したこともあり19番手に浮上。

 さらに4周目にはロレンツォ・サバドーリ(アプリリア・レーシング)をかわし、18番手まで順位を上げた。ヨハン・ザルコ(ホンダ・カストロールLCR)に続くポジションにつけた中上は、そのままチームメイトに詰め寄り、一時はその差を約0.1秒まで縮める。しかしザルコを抜くまでは至らず、最終的に16位でフィニッシュした。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(予選:23番手、スプリント:16位)
「トリッキーなスプリントでした。いくつかのコーナーで苦労し、リヤのグリップに苦労しました。明日のレースに向けて一歩前進するために、いくつか修正を加えたいと思います」