採用する気のなさそうな面接官と話すのはしんどい。北海道の60代前半の男性(サービス・販売・外食/年収450万円)は、NPO法人の面接を受けたときのエピソードを綴った。そこで男性は、
「休みは日曜日だけでも良いですか、土曜日は休みたいですか」
と質問をされたという。(文:長田コウ)
やる気をアピールするも、「みんな何でもやるって言ってますがね」
その団体がどんな事業をやっていたのかは不明だが、働く側としては普通に土日は休みたいだろう。この質問に対し、男性は素直に、
「可能でしたら(土曜日も)リフレッシュをして月曜日から元気良く出勤したい」
と答えたそう。さらに、「できれば自分が持っている資格を活かしたい」と要望を伝えたところ、なぜか呆れられたという。
「『みんな何でもやるって言ってますがね』とあきれた顔で言われ流れ作業の様に面接を終了されてしまった」
面接時には張り切って何でもやると言っていたにもかかわらず、採用したら期待外れだった、という人が過去にいたのだろう。しかし、そんなことを面接の場で言われてもリアクションに困るだけだ。「土曜日も働きます」と答えていたら反応も変わっていたのだろうか。
男性は、その日仕事を休んでまで面接に臨んだのだが、10分たらずで呆気なく終わってしまい、拍子抜けしたようだ。おそらく不合格だったのだろう。ただ、求職者は「みんな何でもやると言っているんだ」と分かり、面接への考え方が変わったようだ。
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