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中上貴晶、ホンダ勢最上位につける「新型エアロは特に最高速で好感触」/第7戦イタリアGP初日

2024年06月01日 13:30  AUTOSPORT web

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中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)/2024MotoGP第7戦イタリアGP 初日
 5月31日、2024年MotoGP第7戦イタリアGP MotoGPクラス 初日のセッションがムジェロ・サーキットで行われた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はプラクティスを19番手で終えている。

 2週間前にここムジェロでテストし、カタルーニャGP後に中上も「楽しみにしています」と語っていた新型エアロパッケージが、今大会はホンダライダー全員に供給された。

 午前のフリー走行1回目に旧型の空力パッケージで臨んだ中上は、ほとんどのライダーと同じくフロントにソフト、リヤにミディアムのタイヤを履いてコースイン。7周目に1分47秒742の自己ベストを記録し、10番手付近に浮上した。その後2回のピットインを挟みながら、セッション終了までこのタイヤで走りこみ、最終的に21番手となった。

 午後のプラクティスでは全員がミディアム/ソフトを選択。午前よりタイムを上げ1分46秒台を記録した中上は1度ピットに入った後も同じタイヤで走行を続け、1分46秒台で連続周回を重ねた。

 2回目のピット作業ではタイヤを前後新品ソフトに交換したが、実質2周を走るとすぐに新品ミディアム/ソフトに変更。ここで1分46秒079にタイムを更新し、ホンダ勢最上位となる19番手につけた。

 空力パーツのアップデートに合わせてセッティングを煮詰め、その効果が土曜日の予選、スプリントで発揮されることを期待したい。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(FP1:21番手、プラクティス:19番手)
「今日はいろいろなことを試すことができました。フリー走行はこれまでと同じ状態で走行しましたが、午後のプラクティスでは新しいエアロパーツで走行し、その違いを感じ取ることができました。明らかに従来のタイプよりも手応えがあったので、明日は新しいパーツを装着し予選とスプリントに挑みます」