服装、趣味、食べ物など、あらゆる好みを他人に真似されると気持ち悪く感じてしまう。
「最初は服などを『それどこで買ったの?』と聞いてくる程度だったのですが……」
と振り返る40代の女性(神奈川県/医療・福祉・介護/年収400万円)は、何でも自分の真似をする友人に恐怖を覚え、絶縁したことを明かしている。(文:林加奈)
「気がつけば私の好きなブランドで既に私が買った物の色違いを着ていたり」
女性がその友人と絶縁したのは今から15年ほど前のこと。高校時代から親しくしており、それまでは特に気にすることもなかったという。しかし……
「そんな事をしていることも他の友達から指摘されなければ分からなかったくらい、少しずつ私の真似をするようになって来ました」
逆に言えば、先に周囲が気付くほどしっかり真似していたのだ。具体的には
「最初は服などを『それどこで買ったの?』と聞いてくる程度だったのですが、気がつけば私の好きなブランドで既に私が買った物の色違いを着ていたり、特に何も不満があったわけでもない、長く勤めていた仕事を辞めて私と同じ職業に就いたり、最終的には整形までしていました」
とエスカレートしていった。さすがに自分を真似て整形までされたら怖すぎる。
「あなたのオリジナルの人生を進んで行って下さい」とメールで絶縁
「ブランドの真似程度なら、まあ気に入ったのなら仕方ないやと思えるのですが、流石に整形はあまりにもやり過ぎ」と感じるのも無理はない。こればかりは女性も
「軽く受け流すことができず、はっきり言うと『気持ち悪い』と感じてしまい、次に会ったときには何を真似されているんだろう……と考えるとものすごく怖いのでこちらからだんだんと距離を取り始めました」
と、フェードアウトを試みた。最終的には
「最後にメールで『そんなに私の真似ばかりしてないで、あなたのオリジナルの人生を進んで行って下さい』と書いて送って、そのまま縁を切りました」
と絶縁が完了したことを明かした。