JR西日本中国統括本部岡山支社は27日、「森の芸術祭 晴れの国・岡山」の開催(9月28日から11月24日まで)に合わせ、伯備線で実施する観光列車「○○のはなし」の特別運行について発表した。9月28日から10月27日までの土日祝日、岡山~新見間で各日1往復運転される。
「○○のはなし」はキハ47形を改造した2両編成の観光列車。1号車は「西洋が憧れる日本」和風、2号車は「西洋に憧れた日本」洋風をコンセプトに、それぞれ洗練されたデザインを採用。外観は、「和と洋をつないだ海」が2両をまたがり、山口県の歴史を見守ってきた「夏みかんの話」「ハマユウ」をあしらった。
同列車は通常、山口県の山陰本線を中心に運行されるが、昨年6月末に発生した豪雨災害で長門市~小串間が運転見合わせとなった影響で、山陰本線での運行は当面取りやめとなっている。今年1~3月、山口線新山口~津和野間で運行された。岡山県内での運行は初とのこと。
9月28日から10月27日までの土日祝日、岡山~新見間で各日1往復を設定し、下りは岡山駅10時56分発・新見駅13時1分着、上りは新見駅16時16分発・岡山駅18時20分着で運転される。伯備線での特別運行に合わせ、沿線自治体等によるさまざまな「はなし」を用意しており、「ここでしか体験できない『○○のはなし』をお楽しみください」とのこと。(MN 鉄道ニュース編集部)