学生アルバイトとはいえ犯したミスの程度によっては無傷ではいられないだろう。運悪く、そのフォローを求められたという女性は、職場でキレたという。
茨城県の50代前半の女性(営業/年収300万円)が「家電量販店のレジのアルバイト」をしていた時で、キレたきっかけをこう明かした。(文:長田コウ)
「大学生の男性アルバイトがミスをしたんです」
「すみませんも何もないんです」と呆れた女性
それは、会計の際の商品券をめぐるミスだったという。
「レジには使える商品券のリストが写真入りで用意してあり、POSレジでどこの商品券を何円分と登録するのでPOSレジにも登録がないのでそこで疑問に思うと思うのですが、適当に違う会社の商品券で登録していて」
二重のチェックがあったにもかかわらずこの男性アルバイトはミスしたのか、それとも意図的だったのかはわからない。本来なら男性アルバイトは、この商品券は使えないと客に丁寧に説明しなければならなかった。
使えない商品券は紙切れでしかない。「正しく計上しないとお金が入ってこない」仕組みで、店にとっては大問題だった。客を特定しようとするも、「ポイントカードから固定電話しか分からず」連絡をとるのも苦労したそう。その後、なんとか客と連絡をつけた社員から、こう言われた女性。
「明日お客様のご自宅に行くことになったらミスをした男性アルバイトと一緒に行って欲しい」
女性が選ばれた理由は、男性アルバイトと翌日のシフトが被っていたためだった。運が悪いとしか言いようがない。しかも彼は運転免許を持っていなかったため、運転も女性がしなければならなかったのだ。その旨を男性アルバイトに伝えると、「はあ~」と一言。この薄い反応に対し、女性は苛立ったそうだ。
「すみませんも何もないんですよ」
男性アルバイトの日頃の態度も相まって、「怒りがピークに達して」しまった女性は、自身より年下の社員にこう言い放ったという。
「大学生とはいえお給料を貰って仕事をしている。自分のミスで他の人が対応してくれているのにあの態度はない。あんな奴を連れて行ったらお客様に失礼などなど」
結局、客が来店することになり自宅を訪問せずに済んだが、女性の怒りを受け、社員は男性アルバイトに話をしたらしい。その話の中で、謝るよう言われたのだろうか。
「『すみませんでした』とは言ってきましたがとりあえず言っておけ感がありありで」
モヤモヤが残った女性だが、その後スッキリする出来事があったようだ。
「ちょうど更新時期だったので更新してもらえず男性アルバイトは実質クビ」
大学生とはいえ、店は金銭が絡むミスをやはり看過できなかったのだろう。
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