ホラー映画ではよく病院が舞台になる。しかし「病院勤務で薬剤師です」という40代前半の女性(正社員)は
「病院というと、幽霊の宝庫のように思われるかもですが、救急指定で毎日どこかの病棟では人が死んでいても、怪談話は生じるものの、説明がつけられていきます」
と書き出した。実際に働いているからこそ、病院は怪奇現象が跋扈している所ではないと知っているようだ。(文:國伊レン)
「金縛りは基本疲労です」
女性は
「誰もいないはずの病室でナースコールが、というのは大抵、認知症がある方が間違えて部屋に入ってコールしている場合が多いです。イタズラの場合もありました」
「幽霊をみた、という方もいらっしゃいましたがレビー小体型認知症(幻視が起きることがある認知症)でした」
「金縛りは基本疲労です」
と、病院のあるある怪奇現象を斬っていく。最近も「とある病棟の防火扉が夜勝手に閉まる」という怪奇現象があったそうだが「業者に点検修理してもらったら開かなくなりました」と、あっさり解決したそうだ。
一方で「ご先祖様が守護霊になってくれて守ってくれる」という説は「心がほっこりするので、エピソードとして好き」だと明かし、
「そう思えば、つらい時に一人ではない気がして、精神的につらい人の癒しになるような気がします。幽霊を信じる人は、信じたほうが何かと戒めができることもあるだろうから、そういう方の主張を否定する気もありません」
と書いていた。
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