5月24~26日、静岡県の富士スピードウェイでENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第2戦『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』が開催される。5月24日には公式予選も終えたが、そんな一戦に向け笑顔でレースウイークを過ごしているのが、2年連続の参戦となるTGR-E副会長の中嶋一貴だ。GR team SPIRITの一員としてトヨタGRスープラをドライブするが、「懐かしさと楽しさを前面に出してやってます(笑)」とレースをエンジョイしているようだ。
GR team SPIRITのGRスープラGT4は、一貴の言葉にもあるとおり、ST-Zクラスなど世界中で活用されているGRスープラGT4エボのさらなる進化を目指す一台で、第1戦SUGOから年間を通じて4人のドライバーたちによって改良を行っている。ヨーロッパでもGRスープラGT4エボをドライブしている一貴は「ドライバーとして、良くする部分はいろいろあります。クルマもそうですが、ドライバーが運転しやすい環境を作ることもあります。その点では良くなっていると思う部分もあれば、体感として足りないところがあります」と印象を語る。ドライバーの居住性は、ジェントルマンドライバーもドライブするGT4では重要な要素だ。
そして一貴にとって、「懐かしさ」に繋がっているのは、GR team SPIRITが一貴にとって古巣だからだ。2004~05年は全日本F3を戦い、2005年にはスーパーGTにも参戦、さらにスーパー耐久にもスポット参戦。その後渡欧することになるのだが、スーパー耐久で所属していたのがteam SPIRITだ。