人の痛みを推し量れない人間の吐いた言葉を、言われた側は忘れられない。相手が母親なら、なおさらだ。
愛知県に住む40代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収250万円)は、長男を出産した時に、出産時の叫び声を「みっともない」と母親に言われて衝撃を受けた経験がある。(文:國伊レン)
「恥ずかしいわ~。私は声なんか出さんかった」
出産時は、女性の夫が付き添ってくれていた。それでも陣痛は耐えがたいもので、
「キツくて声が出てしまっていました。まさに出る時なんて叫び声だったと思います」
と振り返る。しかし、外で待機してくれていた母親が入ってくるなり
「なにあの声、ギャーギャーみっともない、うるさいったらありゃせん、恥ずかしいわ~。私は声なんか出さんかった」
と、労いの言葉より先に文句をつけてきたそうだ。本来なら祝福ムードに包まれるはずだったが
「処置をしてくれていた看護婦さん、苦笑いです。 頼むから出てってくれ…と思いました」
その後「はいお疲れさん」と言われたそうだが後の祭だろう。
この母親の衝撃的な発言はこれだけではなかった。子どもの名前を「主人の家に続く1文字を入れて、ニックネームはたっちゃん」になった際も
「『何がたっちゃんよ、梅宮辰夫か』と吐き捨てました。一生忘れないですね」
娘のやることなすことを否定したいのだろう。母娘関係は難しいが、女性が怒るのも無理もない。
※キャリコネニュースでは「親に言われた衝撃的な言葉」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/T1VGTI8Q