職場で酷い扱いを受けたら、怒りの前にドン引きしてしまうかもしれない。埼玉県の50代前半の女性(営業/年収100万円未満)は、以前コールセンターで働いていた。そもそも「パワハラが横行している会社」だったというが、
「人員整理をしたかったらしくターゲットを決めていじめを始めました」
と振り返る。いじめは、「近くにいてちくちく注意をしてくる」やり方で、とうとういじめのターゲットが女性に回ってきてしまった。(文:長田コウ)
「電話で手続きしてください。会社には行けません」と電話で退職
当時、働いて3年目だったにもかかわらず、「トーク指導を毎日」されたという。よほど厳しく指導されたのか、毎日泣かされていた。そんな女性をフォローしてくれたのは、たった一人のスーパーバイザーだけだった。その人についてこう振り返る。
「その方は性格がはっきりしているので敵も多かったけど慰めてくれました」
だが、さすがに限界がきたようだ。体調不良を理由にして会社を休み、「次の職場が決まったタイミング」で退職したという。退職の連絡は、こんな風に演技で貫いた。
「震える声で電話をして『営業部には繋がないでください。特に〇〇さんは怖いです。精神的におかしくなったので退職します。電話で手続きしてください。会社には行けません』と伝えました。演技です。」
とはいえ、直接会わずに済ませたかったのは事実だろう。
他にもこの職場では不信感を覚えることがあったようだ。「クリスマスに出勤するとケーキ」をくれる制度があり、その際のことをこう明かす。
「あるリーダー(上司の悪口いうくせに目の前ではへこへこする。下のスタッフの悪口をいう悪い奴)が私のケーキの箱を開けスタッフのみんなにこのケーキですよって見せ歩きました」
これに対し、女性は「コロナ禍であり得ないです」と憤りをあらわにしていた。
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