親子だからと言って、言っていいことと悪いことがある。千葉県に住む50代後半の女性(医療・福祉・介護/年収450万円)は
「私が中学3年生の時でした。元々母は私のことはあまり好きではなく兄や妹に対する態度と私に対しての態度が明らかに違うことは幼い頃から気づいていたのですが……」
と明かす。元から母子関係に窮屈さを感じていた女性。あることをきっかけにその溝はさらに深まってしまう。(文:真鍋リイサ)
「◯◯ちゃんみたいな優秀な良い子があんたなんかと……」
「自己肯定感低めで引っ込み思案だった私はなかなか友達ができませんでした。でも中3になって、やっと親友と呼べる友達ができました。彼女はスポーツ万能で成績優秀。美人で非の打ち所のない子でした。彼女とはとても仲良く毎日楽しくすごしていました」
女性にとって初めての友人を、女性の母親は喜んではくれなかったという。
「ある日ふとしたことで母と口論になった時のこと、逆上した母が私に『◯◯ちゃんみたいな優秀な良い子があんたなんかと本気で友達になってくれる訳がない!あんたが一人で可哀想だから付き合ってくれてるんだ!』と言い放ったのです」
いくら逆上していたとはいえ、とても自分の娘に対して発する言葉とは思えない。当時の女性も大変なショックを受けたそうで、
「今までも暴言は沢山ありましたが『ここまで言うか?』と本当にショックでした。母親なら娘に友達が出来たことを喜んでくれてると思っていたのに……」
そんな母親の言葉があったからだろうか、女性は「高校に入ってからも友達はできたけど心を開けなくなってしまいました」と語る。
「そんな時でも何時でも寄り添ってくれていたのはその親友で40年経った今も仲良くしてます」
友人と良好な関係を築けている女性であったが、当時の母親の言葉に関して次のように吐露した。
「でもやはりあの言葉だけは死ぬまで忘れないだろうな……と思ってます」
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