連休が明けて祝日のない6月に突入するこの時期は、仕事に疲れを感じる人も多いだろう。なかには、想定外の過重労働に苦しむ人もいる。東京都に住む50代後半の女性(医療・福祉・介護/年収400万円)は、本来5人いた部署をたった2人で回しているそうだ。(文:國伊レン)
「客先の都合で土日に出張が入ることも多々あります」
「入社時、上司を含めて人員は5名いました。昨年10月以降、上司を含めて2名異動、今年2月に1名産休に入り、2名で部署を回しています」
1人あたりの労働量は、単純計算で2.5倍である。早急に追加の人員が欲しい所だ。
仕事に疲れていると嘆く人は他にもいる。熊本県の40代後半の男性(事務・管理/年収800万円)の仕事は「出張が多い職種」なため、こんな苦労があるそうだ。
「客先の都合で土日に出張が入ることも多々あります。 普段から残業が多いですが、出張があると社内での仕事が溜まってしまい更に残業が増えます」
溜まった仕事を片付けるために休日出勤と残業を強いられている男性は
「出張では長時間の移動や早朝の仕事もあり体が休まりません。 休日はぐったりしています」
と、相当疲れている様子だ。
一方で、東京都に住む30代後半の女性(医療・福祉・介護/年収250万円)は「仕事がなさすぎて時間を持て余す」と語り、それが仕事の辛さに繋がっている。何もしない時間を過ごす事を強いられるのもある種の苦痛だろう。
「仕事がありすぎて辛いより、暇な方が辛いと思う今日この頃です」
仕事の大変さは職種や業界によって異なるが、もっと自由な時間が欲しいという願いは皆同じだろう。
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